フィリピノ語(タガログ語・フィリピン語)中級者向けの良書『実用フィリピノ語会話』のフィリピノ語(タガログ語・フィリピン語)会話部分について、初級者でも本書で学習できるように管理人が個人的に試みた解説です。各回に出てくる語句はすべてその回で説明していますから、どの回から始めても前のほうの回を見ないでいちおう理解できます。このサイトの解説は原著者の見解には関係ありません。『実用フィリピノ語会話』のまえがき・目次(部分)なお、文法についてはこちらのサイトもご参照ください。![]()
[ナバリアン ホッ アコ サ ビンティッ]
「私は脚を骨折してしまいました。」
[ナブフーサン ホッ アん カマイ コ ナん クムークロん トゥービグ]
「私の手に熱湯(煮立っている水)を掛けてしまいました。」
nabalian 「骨折する」の過去形。
ho 丁寧を表します。
ako 「私(話題を表す形)」
sa エイ語の of 以外の前置詞のようなもの、と考えておいてください。
binti 「脚、ふくらはぎ」
nabuhusan 「注ぐ」の過去形。
ang 名詞の前に付く定冠詞(エイ語の the )のようなもの、と考えてください。ここでは、後に続く語句が話題を表す形であることを表しています。
kamay 「手」
ko 「私(話題を表さない形)」
ng エイ語の前置詞 of のようなもの、と考えておいてください。ここでは、後に続く語句が話題を表さない形であることを表しています。
kumukulo 「煮立っている」の現在形。
-ng (母音の後で)修飾する語と修飾される語とをリンクします。
tubig 「水」
● フィリピノ語の語順は、日本語やエイ語と逆で、「述語+主語」の順が基本です。
● フィリピノ語では原則的に、「AがBをCに〜する」といった文のうち、A・B・Cのいずれか一つが「話題を表す形」を取り、残りが「話題を表さない形」を取ります。
○ 動詞「Aが骨折する(Aは話題を表す形を取る)」の活用。
原形 mabalian [マバリーアン]
過去形 nabalian [ナバーリアン]
現在形 nababalian [ナバーバリーアン]
未来形 mababalian [マバーバリーアン]
○ 動詞「AがBに注ぐ(Bは話題を表す形を取る)」の活用。
原形 mabuhusan [マブフーサン]
過去形 nabuhusan [ナブフーサン]
現在形 nabubuhusan [ナブーブフーサン]
未来形 mabubuhusan [マブーブフーサン]
ここではAに相当する語句(ko「私」)が省略されています。
○ 動詞「Aが煮立つ(Aは話題を表す形を取る)」の活用。
原形 kumulo [クムロッ]
過去形 kumulo [クムロッ]
現在形 kumukulo [クムークロッ]
未来形 kukulo [クークロッ]
● 人称代名詞(「私」「あなた」等)の一部と副詞的小辞とは、文のなかで文頭から2番目のグループに位置し、その2番目のグループのなかでは原則的に次のような語順になります。
1音節の人称代名詞(例:ko, mo, ka)
1音節の小辞(例:na, pa, man, nga, din/rin, lamang/lang, ho/po, ba, kasi)
2音節の小辞(例:daw/raw, muna, naman, tuloy, kaya, pala, yata, sana)
2音節の人称代名詞(例:ako, kami, tayo, kayo, siya, sila, kita, namin, natin, ninyo, niya, nila)
● 文の成り立ちがおおよそ理解できたら、発音に注意しながら、例文の暗唱のほうに力を入れたほうが実用的です。
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