フィリピノ語(タガログ語・フィリピン語)中級者向けの良書『実用フィリピノ語会話』のフィリピノ語(タガログ語・フィリピン語)会話部分について、初級者でも本書で学習できるように管理人が個人的に試みた解説です。各回に出てくる語句はすべてその回で説明していますから、どの回から始めても前のほうの回を見ないでいちおう理解できます。このサイトの解説は原著者の見解には関係ありません。『実用フィリピノ語会話』のまえがき・目次(部分)なお、文法についてはこちらのサイトもご参照ください。![]()
[サアン ホッ アん バーニョ ニニョ]
「バスルームはどこですか。」
[ワラッ カ バん ナイーワン?]
「忘れたものは無いですか。」
[ワラッ バ カヨん ナイーワン?]
「お忘れになったものは無いですか。」
[イクムスタ ニニョ アコ サ パミーリャ ニニョ]
「あなたのご家族に私をよろしくお伝えください。」
[バリク カ ウリッ]
「またどうぞ。(また戻ってください。)」
[バリク ウリッ カヨ]
「またいらっしゃって。(またお戻りください。)」
saan 「どこ」
ho 丁寧を表します。
ang 名詞の前に付く定冠詞(エイ語の the )のようなもの、と考えておいてください。ここでは、後に続く語句が話題を表す形であることを表しています。
banyo 「バスルーム」
ninyo 「あなたたち(話題を表さない形)、(丁寧を表して)あなた(話題を表さない形)」
wala 「ない、いない」
ba 疑問を表します。
ka 「あなた(話題を表す形)」
-ng (母音の後で)修飾する語と修飾される語とをリンクします。
naiwan 「忘れる」の過去形。
kayo 「あなたたち(話題を表す形)、(丁寧を表して)あなた(話題を表す形)」
ikumusta 「よろしく伝える」の原形。
ako 「私(話題を表す形)」
sa エイ語の of 以外の前置詞のようなもの、と考えておいてください。
pamilya 「家族」
balik 「戻ること」
uli 「ふたたび」
● フィリピノ語の語順は、日本語やエイ語と逆で、「述語+主語」の順が基本です。
● フィリピノ語では原則的に、「AがBをCに〜する」といった文のうち、A・B・Cのいずれか一つが「話題を表す形」を取り、残りが「話題を表さない形」を取ります。
● 人称代名詞(「私」「あなた」等)の一部と副詞的小辞とは、文のなかで文頭から2番目のグループに位置し、その2番目のグループのなかでは原則的に次のような語順になります。
1音節の人称代名詞(例:ko, mo, ka)
1音節の小辞(例:na, pa, man, nga, din/rin, lamang/lang, ho/po, ba, kasi)
2音節の小辞(例:daw/raw, muna, naman, tuloy, kaya, pala, yata, sana)
2音節の人称代名詞(例:ako, kami, tayo, kayo, siya, sila, kita, namin, natin, ninyo, niya, nila)
○ 動詞「AがBを置き去りにする(Bは話題を表す形を取る)」の活用
原形 maiwan[マイーワン]
過去形 naiwan[ナイーワン]
現在形 naiiwan[ナイーイーワン]
未来形 maiiwan[マイーイーワン]
○ 動詞「AがBのことをよろしく伝える(Bは話題を表す形を取る)」の活用
原形 ikumusta[イクムスタ]
過去形 ikinumusta[イキヌムスタ]
現在形 ikinukumusta[イキヌクムスタ]
未来形 ikukumusta[イクークムスタ]
今回の Ikumusta ninyo ako ... では、ninyo「(丁寧を表して)あなた(話題を表さない形)」、ako「私(話題を表す形)」ですから、A=あなた、B=私となり、「あなたが私のことをよろしく伝える」という意味になります。
● 文の成り立ちがおおよそ理解できたら、発音に注意しながら、例文の暗唱のほうに力を入れたほうが実用的です。
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