フィリピノ語(タガログ語・フィリピン語)中級者向けの良書『実用フィリピノ語会話』のフィリピノ語(タガログ語・フィリピン語)会話部分について、初級者でも本書で学習できるように管理人が個人的に試みた解説です。各回に出てくる語句はすべてその回で説明していますから、どの回から始めても前のほうの回を見ないでいちおう理解できます。このサイトの解説は原著者の見解には関係ありません。『実用フィリピノ語会話』のまえがき・目次(部分)なお、文法についてはこちらのサイトもご参照ください。![]()
[パセーンシャ カ ナ クん ナイストーるボ キタ]
「面倒を掛けてごめんね。(私があなたに面倒を掛けたのならこらえて。)」
[パセーンシャ ナ カヨ クん ナイストーるボ コ カヨ]
「面倒をお掛けしてごめんなさい。(私があなたに面倒をお掛けしたのならこら
えてください。)」
pasensiya 「忍耐」
ka 「あなたは(話題を表す形)」
na 「もう」
kung 「もし〜ならば」
naistorbo 「面倒を掛ける」の過去形。
kita ko + ka は kita に替わります。
ko 「私(話題を表さない形)」
kayo 「あなたたち(話題を表す形)、(丁寧を表して)あなた(話題を表す形)」
● フィリピノ語の語順は、日本語やエイ語と逆で、「述語+主語」の順が基本です。
● フィリピノ語では原則的に、「AがBをCに〜する」といった文のうち、A・B・Cのいずれか一つが「話題を表す形」を取り、残りが「話題を表さない形」を取ります。
● 人称代名詞(「私」「あなた」等)の一部と副詞的小辞とは、文のなかで文頭から2番目のグループに位置し、その2番目のグループのなかでは原則的に次のような語順になります。
1音節の人称代名詞(例:ko, mo, ka)
1音節の小辞(例:na, pa, man, nga, din/rin, lamang/lang, ho/po, ba, kasi)
2音節の小辞(例:daw/raw, muna, naman, tuloy, kaya, pala, yata, sana)
2音節の人称代名詞(例:ako, kami, tayo, kayo, siya, sila, kita, namin, natin, ninyo, niya, nila)
○ 動詞「AがBに面倒を掛ける(Bは話題を表す形を取る)」の活用。
原形 maistorbo [マイストーるボ]
過去形 naistorbo [ナイストーるボ]
現在形 naiistorbo [ナイーイストーるボ]
未来形 maiistorbo [マイーイストーるボ]
今回出てくる「私があなたに面倒を掛ける」を maistorbo 「AがBに面倒を掛ける(Bは話題を表す形を取る)」という動詞で表す場合、Aに当たる「私」は話題を表さない形である ko を用い、Bに当たる「あなた」は話題を表す形である ka(丁寧を表すのであれば kayo)を用います。そして、ko + ka の組合せは kita という1語に替わりますから、maistorbo kita となります。
また、ka の代わりに kayo を用いて丁寧を表すのであれば、ko kayo の語順になり、maistorbo ko kayo 「私があなたに面倒をお掛けする」となります。
● 文の成り立ちがおおよそ理解できたら、発音に注意しながら、例文の暗唱のほうに力を入れたほうが実用的です。
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